新しい研究結果は、思春期ブロッカーが可逆的ではないことを証明していますー骨密度への深刻な影響

New studies prove puberty blockers are not reversible – Binary

思春期抑制剤(ブロッカー)とその恐ろしい副作用が、ようやく注目され始めた。

メルボルンの王立小児病院のようなオーストラリアのジェンダー・クリニックは、思春期ブロッカーの使用は安全であり、元に戻せると主張している。しかし、現在では、そうではないことが研究によって証明されつつある。

スウェーデン、フィンランド、イギリスでは、安全性と有効性が確認されるまでの間、子供への処方を中止している。

米国では、このような治療法の安全性を疑問視する英国の驚くべきレポートを受けて、多くの医療関係者が見直しを求めている。また、思春期ブロッカーが骨密度に恐ろしい影響を与えることがわかり、親たちは大きな懸念を表明している。

ニューヨークでうつ病が悪化した11歳の子供が、「もう女の子でいたくない」と言い出した。セラピストは、この子供には薬物治療が一番だと言い、地元の医師もそれに同意した。

その子の母親は、「思春期ブロッカーはこのような子供には実に効果があります」と、セラピストが言ったのを覚えている。「出血を止める止血帯のようなものです」と。

ニューヨークタイムズは、「科学論文のレビューと50人以上の医師や学識経験者へのインタビューによると、思春期ブロッカーを使用することで害を及ぼす可能性があるという新たな証拠がある」ことを明らかにする包括的な記事を掲載した。

思春期ブロッカーは、”生殖器系の発達を助けるホルモンであるエストロゲンとテストステロンを抑制するが、骨、脳、その他の部分にも影響を及ぼす “という。

このような薬物の使用は、不妊症や性機能ゼロ、骨密度や脳の発達など健康に悪影響を及ぼすことが次第に明らかになってきたのだ。

思春期には通常、骨量が急増し、生涯の骨の健康状態が決定される。思春期にブロッカーを使用している場合、影響を調べる観察研究のタイムズによって委託された分析によると、平均的に、骨密度の成長が横ばいになり止まってしまうという。

一部の医師は、子供たちが思春期ブロッカーの投与を止めたり(これはめったに起こらない)、異性ホルモンの服用を開始すれば、骨の強さが回復すると考えてきた。しかし、”多くの場合、完全に回復することはなく、同年代の子供たちよりも骨が脆い “ことを示す証拠が出てきた。

その結果、通常の加齢よりも早く、つまり60代ではなく50代で衰弱した骨折のリスクが高まり、すでに骨が弱っている状態で治療を開始した患者には、より直接的な害が及ぶ可能性があると、専門家は指摘する。

メイヨークリニックの骨研究所を率いるスンディープ・コスラ博士は言う。「(二次性徴抑制には)代価が必要でしょう。そして、その代償として、おそらくは骨格量が不足することになるでしょう」。

「最も難しい問題は、思春期ブロッカーが本当に子供や若者が選択肢を考えるための貴重な時間を提供するのか、あるいは、子供や若者を効果的に治療経路に『固定』するのかどうかです」と、イギリスでトランスジェンダーの青少年への医療処置を主導する小児科医のヒラリーキャス博士は書いている。

ニューヨークの11歳の子供の両親は、その効果は可逆的であると言う医師の言葉を信じた。

最初の2年間は順調で、10代になっていた患者はブロッカーに加えてプロザック(※鬱病・不安障害・摂食障害・強迫性障害に対して処方される、SSRI系の抗うつ薬)も服用した。しかし、3年目に入ったとき、骨スキャンで憂慮すべき結果が出た。治療中、この10代の患者の骨密度は、平均的なレベルから、高齢者によく見られる骨が弱くなる骨粗鬆症の範囲まで、15パーセントも急落していたのだ。

医師は、テストステロンが骨の強さを取り戻すのに役立つと説明し、テストステロンの投与を薦めた。しかし、両親はその医者を信用しなくなっていた。

「私は激怒しました 」と母親は回想している。「永久的なダメージを与えてしまったのではないかと心配になりました。」

500人以上の10代の若者を対象とした研究でも、同様の驚くべき結果が報告されている。思春期ブロッカーを服用している間、骨密度は増加せず、多くの場合、骨密度は著しく低下していたのである。

思春期ブロッカーは、性別違和のある子供への使用は研究されておらず、承認もされていない。思春期早発症の子供に短期間使用することだけが承認されているのだ。

骨に与える害が完全に証明されるには、何年も、何十年もかかるだろう。それでも、思春期ブロッカーの使用とそれが子どもに与える害に関する逸話は増え続けている。

思春期ブロッカーを1年以上服用した後、テキサス州の15歳の子供が、今年初めの医療記録によると、脊椎骨密度が10代の年齢と体重の1パーセンタイル※を下回るほど低く、骨粗鬆症を示すことが明らかになった。(※パーセンタイル=計測値の分布(ばらつき)を小さい数字から大きい数字に並べ変え、パーセント表示することによって、小さい数字から大きな数字に並べ変えた計測値においてどこに位置するのかを測定する単位。例えば、計測値として100個ある場合、5パーセンタイルであれば小さい数字から数えて5番目に位置し、50パーセンタイルであれば小さい数字から数えて50番目に位置し、95パーセンタイルであれば小さい方から数えて95番目に位置する。)

スウェーデンで11歳から14歳までこの薬を服用し、治療最後の年まで骨の検査をしなかったトランスジェンダーの青年が骨粗鬆症を発症し、脊椎に圧迫骨折を負ったことが、スウェーデンテレビのドキュメンタリーで報告されている。

「この患者は現在、継続的な背中の痛みに苦しんでいる」と医療記録には記されており、思春期ブロッカーによる「永久的な障害」が記述されている。

バイナリーの広報担当者キラリ・スミス氏は、緊急の王立委員会が必要であると述べた。

「子供たちは政治的動機による医学実験の対象であってはならない」と彼女は言う。「緊急の王立委員会が必要です。オーストラリアのすべての性別診療所は、包括的な研究が行われ、子どもたちが安全であるという保証が得られるまで、こうした医療化された経路を止めなければなりません。」

関連記事:思春期ブロッカーは、過去に小児性愛者を化学的に去勢するために使用されていたーカナダでトランスジェンダー・イデオロギーと闘う活動家、クリス・エルトンによる告発 – What is transgender? (what-is-trans.hacca.jp)

米国食品医薬品局は、思春期ブロッカーが小児に脳の腫脹と視力低下を引き起こす可能性があると警告しています。 – What is transgender? (what-is-trans.hacca.jp)

「思春期ブロッカー」と女性への副作用の実態 – What is transgender? (what-is-trans.hacca.jp)

思春期ブロッカー服用により6000人以上の子どもが死亡 – What is transgender? (what-is-trans.hacca.jp)