駅多目的トイレ消毒液に尿混入被害、４４歳男を逮捕兵庫

駅の多目的トイレにある便座クリーナーに自分の尿を混入したとして、兵庫県警鉄道警察隊と甲子園署は２７日までに、偽計業務妨害の疑いで、大阪市西区のアルバイト従業員の男（４４）を逮捕した。

同様の被害が大阪市内や県内で３～１０月に６件確認されており、県警が関連を調べている。

逮捕容疑は９月１０日午前１１時４０分ごろ、兵庫県西宮市甲子園七番町の阪神電鉄甲子園駅にある多目的トイレで、便座クリーナーの消毒液に自分の尿を混ぜ、トイレを一時閉鎖させるなど、駅の業務を妨害した疑い。「間違いない」と容疑を認めている。

署によると同日、消毒液が黄色く濁っているのを清掃員が見つけ、駅員が１１０番。防犯カメラの映像などから男が浮上した。

駅トイレの便座クリーナーに尿とみられる液体が混入される被害は３月以降、大阪市で３件、神戸市で２件、西宮市で今回を含めて２件確認されている。