「性別は二つしかない」と発言した少年が部活動停止処分

Student Allegedly Suspended After Expressing View That ‘There Are Only Two Genders’ (4w.pub)

ニューハンプシャー州のSchool Administrative Unit 16に対して起こされた訴訟では、ある生徒が「性別は2つしかない」と発言したことで、エクセター高校から運動部の活動停止処分を受けたとしています。

カトリック教徒の10代の少年とその母親は、少年がジェンダーのイデオロギーについて意見を述べた後に部活動停止処分を受けたという問題で、学校管理ユニット16とエクセター高校の副校長を相手に裁判を起こしています。この処分は、彼が表明した意見が「トランスジェンダーとジェンダー・ノンコンフォーミングの生徒」に関する方針に反していると学校側が判断したために下されたとされています。

このポリシーでは、生徒は自分の選んだ性自認に関連した名前と代名詞で呼ばれる権利があるとしています。また、他の生徒の性自認を尊重しない生徒への罰則についても記載されています。

少年の法定協議会が発表したプレスリリースによると、9月に出された処分は、M.P.と呼ばれる少年がバスの中でスペイン語の代名詞について会話をした後に起こりました。この会話を聞いていた女子学生が、「性別は2つ以上ある」と発言したところ、M.P.少年はこれに同意しませんでした。

バスでの会話の後も、M.P.とその女子学生が性自認についてメールのやり取りをしていたと発表されています。そのメールがエクセターの副校長マーシー・ドブホルック氏に伝えられたため、少年はスポーツ選手としての活動を停止することになりました。

この訴訟は、保守的なキリスト教擁護団体「Cornerstone Action」のイアン・ヒューイット弁護士の協力を得て進められています。訴訟では、今回の部活動停止処分が、生徒の言論の自由に関する憲法上の権利およびニューハンプシャー州の権利章典に違反していると主張しています。

「M.P.は他の生徒に嫌がらせや侮辱をしたわけではなく、単に論争の的になっている文化的な問題について自分の意見を述べただけです」。

この訴訟は、11月4日(木)にロッキンガム高等裁判所に提出されました。