トランスジェンダーは脳が違う?

最新の脳科学研究ではトランス当事者はシスジェンダー男女とは分界条床核等一部で異なる脳構造を持っていることが明らかになりつつあるんですけどね。 / Twitter

このような情報があるようなので、Wikipediaを見てみよう。

Causes of transsexuality – Wikipedia 以下、翻訳抜粋。

「トランスセクシャルの原因
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

トランスセクシャルの原因の研究は、トランスジェンダーの人々、特にトランスセクシャルの人々の性自認の形成を調査するものである。トランスジェンダーの人々は、割り当てられた性別と一致しない性自認を持っており、しばしば性別違和感を生じます[1]。トランスセクシャルの原因は、何十年にもわたって研究されてきました。最も研究されている要因は生物学的なもので、特に生物学や性的指向に関連した脳の構造の違いが挙げられます。また、環境的な要因も提案されています。

トランスジェンダーの脳に関する研究、特に女性に性的魅力を感じるトランス女性(女性型)や男性に性的魅力を感じるトランス男性(男性型)に関する研究は、少数の被験者を対象としているため、限られています[2]。 利用可能な研究では、早期に発症した性同一性障害を持つ男性型トランス女性の脳構造は、シスジェンダー女性の脳構造に近く、シスジェンダー男性の脳構造には近くないことが示されています[2]。 [また、アンドロフィリックなトランス女性と後期発症のジェンダー・ディスフォリアを持つトランス女性の両方が、異なる脳の表現型を持っており、ジネフィリックなトランス女性は、非二峰性の脳領域において、シスジェンダー女性および男性の対照群と異なることが報告されている。 [皮質の厚さは,一般的にシスジェンダー女性の脳はシスジェンダー男性の脳よりも厚いが,トランス女性の脳でも厚くなっている可能性があるが,シスジェンダー女性の脳とは異なる場所に存在している。 トランス男性の場合、早期に発症した性同一性障害者や女性性障害者の脳は、概ね割り当てられた性別に対応しているが、皮質の厚さ、皮質下の構造、白質の微細構造、特に右半球において独自の表現型を持っていることが研究で示されている[2]。 [トランスジェンダーの女性の脳がシスジェンダーの女性の脳に近くなることや,トランス男性の脳で観察される形態的増加は,テストステロンの同化作用によるものかもしれない[2]。」

研究が進めば進むほど、「男脳」「女脳」という脳の性差を証明できる証拠が乏しくなる (2021年5月1日) – エキサイトニュース (excite.co.jp)

脳科学的に男性脳と女性脳はあるのか?脳構造の性差 – Theories:アカデミアをあたりまえに Academia for All (academictheories.com)

脳についてはいくつもの研究がなされているが、男女の脳に違いはあるのかどうかはいまだに明確になっていないはずだったように思うが……。

しかしこちらのWikipediaの説明ページによると、トランス女性の脳構造は女性に近い、男性には近くない等々と明言されているようだ。

脳に違いがあるのならば、トランスジェンダーかどうかは全員を脳検査すれば真偽が判明するということだろうか。

「女性の脳に近い」というのはどの程度の差までを含むのか、それぞれの性別の脳に近いと判断されたらすなわち女性/男性と言えるのか、などなどさらに疑問は尽きない。

トランスジェンダーは男女と異なる脳構造を持つという説について、あなたはどう思われるだろうか。