英国一般市民は圧倒的に、トイレ、更衣室、スポーツ競技を男女別にすることを望んでいることが、世論調査で明らかになった。
今年初めにキャンペーン団体Sex Mattersのウェブサイトで行われた7000人の世論調査では、回答者の98%が、異性から離れて服を脱いだり、シャワーを浴びたり、トイレを使うことができるようになることを望んでいることが判明した。
また、95%の人が、世話が必要な年配の女性の親族のために、女性の介護者を希望すると答えているという。
さらに61パーセントが、男女別のスポーツチームが公正さと安全のために重要であると回答した。
この調査結果は、主要なハイストリートの店舗、施設、レジャーセンター、そして学校までもが、トランスジェンダーの人々をより歓迎するために、男女別の施設を「ジェンダーニュートラル」な施設に作り替えているにもかかわらず、出されたものである。
オンライン調査の回答者の中には、劇場のトイレに行ったり、店の更衣室を利用したりするのを、生物学上の男性に出会ってから止めたと言う人もいた。
敬虔なイスラム教徒も、スイミングクラブなど、男女混合になったグループにはもう参加できないと回答している。
また、トランス女性が「支配」しているため、女性協会グループへの参加をあきらめたという人や、女性であれば誰でもメンバーになれるため、娘がガールガイドキャンプに行くのが心配だという人もいる。
また、レイプ被害者たちも、サポートセンターや避難所が女性専用であることが確認できなければ、利用することができないと訴えている。
Sex Mattersのエグゼクティブ・ディレクターであるマヤ・フォーステーターは昨晩、次のように述べた。
「Sex Mattersの今回の調査が初めて提供するのは、無視されている何千人もの普通の人々の感情の強さと声の証拠である。トイレや更衣室が「ジェンダー・ニュートラル」になること、レイプ危機管理センターが女性だけの支援グループを廃止すること、草の根スポーツ組織が女性として認識する男性に少女や女性との対戦を認めることについて、一般の人は相談を受けていない。この報告書は、多くの学校、雇用主、病院、その他のサービス提供者やその資金提供者に、男女別学施設は必要ない、古臭い、提供するのが難しいという誤った判断をさせてきた主張と現実とのギャップを埋めるものである」。
この報告書は、来週国会で発表される予定だが、これは、女性の権利が党首討論の主要な争点になることを受けてのことである。
Sex Mattersのディレクターであるヘレン・ジョイスは、「政治家や政策立案者は、大多数の人々の意見から完全に切り離された、流行のイデオロギーに振り回されている」と述べている。
「この調査は、彼らにジェンダー過激派に反撃する勇気を与え、また、大多数の人々が価値を認め、頼りにしている男女別スペースとサービスを守ることに繋がるはずです。」
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