「男性器を持つ」トランスジェンダー受刑者を女性刑務所に収容すべきではない、と司法長官が発表 英

Trans prisoners ‘with male genitalia’ should no longer be held in women’s prisons, justice secretary announces (gbnews.uk)

司法長官ブランドン・ルイスは、「男性器を持つ」トランスジェンダーの受刑者を、女性刑務所に「もはや収容すべきではない」と発表しました。

しかしルイス氏は、この新しいルールは一律ではなく、「ケースバイケース」で適用除外を検討するとしています。

司法長官はさらに、この件に関する新しい方針を今年後半に提出する予定であるとも付け加えました。

ルイス氏の発表は以下の通りです。

「10月4日、私はトランスジェンダーの受刑者の配置に関する方針について改革を発表しました。この改革により、男性器を持つトランスジェンダーの受刑者は、一般の女性用施設に収容されなくなるはずです。しかしこれは一律の規則ではなく、この新しい規則の適用除外は、ケースバイケースで検討されます。これは、性犯罪で有罪判決を受けたトランスジェンダー女性にも適用されます。これらの改革に関するさらなる詳細は、年内にトランスジェンダー受刑者政策の枠組みの更新を発表する際に発表される予定です。」

今月初め、バーミンガムの国際会議場で保守党員に語ったルイス氏は、政府のアプローチは「常識に頼るだけでなく、刑務所の収容能力についても及ぶ」と述べました。

「女性や少女に対する暴力を根絶することは、それが刑務所の外だけで終わるものではない、できない、してはならない、ということを私たちは皆知っています。トランスジェンダーの囚人が、重大な性犯罪で有罪となった場合や、再適応手術を受けていない場合に、一般の女性用施設に収容されるのは正しいことではありません。私たちは、刑務所にいるすべての人に配慮する義務があるのです。トランスジェンダーの受刑者が女性受刑者に性的攻撃を加えたり、不適切な関係を築いたりするケースは1件でも多く、近年は多すぎるくらいです。トランスジェンダーの受刑者の管理は、常識に頼るだけでなく、収容能力にも取り組む必要があります。もし、刑務所にいる女性を守るために、トランスジェンダーのための専門施設を拡大する必要があるなら、そうします。実際に、私たちは政府として、近い将来、全体で2万人分の新しい刑務所の設置を約束しています。」

2021年4月時点の最新の数字では、イングランドとウェールズの刑務所に収容されているトランスジェンダー囚人は197人でした。

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