リズ・トラス氏、「女性には膣がある」と言って懲戒処分を受ける可能性がある学生を擁護

Liz Truss defends student who could face disciplinary action for saying ‘women have vaginas’ (lbc.co.uk)

リズ・トラス国際貿易長官は、セミナーで女性を「女性器のある人」と定義した大学生の言論の自由を擁護している。


ダンディーにあるアバティ大学の29歳の法学部生リサ・キョウは、オンラインセミナーのトランスジェンダーの議論の中で、女性が女性器を持って生まれてくることは「事実だ」と発言したことで、懲戒処分に直面している。

彼女はまた、平均的な男性と女性との体力の差も「事実」であると述べた。

この学生は現在、苦情を受けアバティ大学による調査を受けている。

LBC(※英国の国営ラジオ局)のニック・フェラーリ氏がこの論争を持ち出したことに対し、トラス長官は次のように述べた。「女性は膣があるのよ、ニック」。

ニックから、問題の学生を処分しようとする人たちに何とコメントしますかと聞かれ、彼女はこう答えた。「言論の自由という非常に重要な伝統を守る必要があると思います。」

アバティ大学は声明でこう述べている。「はっきりと申し上げますが、アバティの学生は、我々の学生規律規定に違反するような不寛容な、あるいは乱暴な方法で行われない限り、キャンパス内で自由に自分の意見を表明することができます。この事件に関する報道やソーシャルメディアの論評は、ジェンダーの問題や「女性は膣がある」「男性はペニスがある」といった発言が中心となっていますが、これらは合法的な発言であり、キャンパス内で合理的に表現すれば、大学の不祥事調査につながることは断じてありません。私たちの学生規律規程は、言論の自由や、教室での議論や討論で出される意見の本質を取り締まるものではありません。私たちは、すべての大学が法律の範囲内で言論の自由を守るべきだと考えており、アバティが学術的な環境の中で、困難で議論を呼ぶような議論ができる場所であることを誇りに思っています。スコットランドの大学は、学生、職員、一般市民を問わず、すべての苦情を調査することが法律で義務付けられています。」