「学校は娘のうつ病を適切に治療する代わりに、男性への移行を強要した」10代の娘の自殺について、遺族が学校を非難

California mom claims LA school encouraged daughter to transition and is to blame for her suicide | Daily Mail Online

カリフォルニア州の母親は、学校が娘を不当に扱い、男性に移行するよう押し付け、19歳の彼女を自殺に追い詰めたと訴えている。

アンドリュー・マルティネスさん(旧名ヤエリ・マルティネス)は、2019年9月4日、電車の前に足を踏み入れた。

遺族のアビゲイル・マルティネスさんはDailyMail.comの独占インタビューで、ロサンゼルス郡の学校がヤエリさんにホルモン剤の服用と性別適合手術を受けるよう子供の頃に促し、一方で彼女の重度のうつ病を適切に治療しなかったと非難した。

4児の母であるマルティネスさん(53歳)は、学校の職員がヤエリさんにトランスジェンダーの問題について母親に話さないように言い、密かにLGBTQグループに参加させて、幸せになるには移行するしかないと少女に説得したと主張している。

エルサルバドル生まれのこの母親によると、年上のトランスジェンダーの生徒が、ヤエリさんを里子に出すためにソーシャルワーカーに何と答えればいいか、さらに性別変更の費用を国が負担してくれるにはどうすればいいのか等を「指導」していたのだという。

DailyMail.comへの声明の中で、ロセンゼルス郡は「LGBTQ+の若者のための包括的でジェンダーを肯定する法律、政策、支援サービスの実施を積極的に追求した」ことに同意したが、ヤエリさんの死の責任の一部は、クィアの若者の間で「自殺率が高い」ことにあると反論している。

学区は、ホルモン剤や手術を生徒に押し付けたという主張は『全くの虚偽』であり、職員は子供たちを外部の医療機関につなぐことに熱心であったと述べている。

母親のマルティネスさんは、LA郡と同郡の児童家庭福祉局(DCFS)に対して起こした2020年の民事訴訟で、彼女の子どもの早すぎる死は政府の責任であると主張している。

マルティネスさんによると、3人の娘のうち、ヤエリさんは「家の中では女の子らしい女の子」で、プリンセスのような格好をしたり、幼稚園で好きな男の子の話をしたりしていたという。

中学生になると容姿のことでいじめられ、中学2年生になるとうつ病の症状が出始めたという。高校では15、16歳ごろから自分の性に疑問を持つようになったという。

「高校に上がると、2年生の初めには状況が一変しました。姉に女の子が好きだという話をしていました。彼女は自分のセクシュアリティに疑問を抱いていました。ショックでしたが、彼女は自分のアイデンティティを見つけようとしていたのです。その年頃の子供たちが、そんなことを経験しないわけがないですからね。でも、学校が何をするかは想像していませんでした。学校は、私に隠れて、彼女にこういうLGBTグループに行くように言っていたんです。彼女は、自分のセクシュアリティへの疑問から、自分のジェンダーへの疑問へと変わっていったのです。」

「彼女には、2歳上の同級生がいました。その子たちは、『自分が男の子だと感じないから落ち込んでいるんじゃないか』といった考えを持ち込んでいて、学校もそれを支持していたんです。学校は、こういうグループこそがあなたが行くべき場所だと彼女に言い、私はそのことを知らされませんでした。家でその話をしたら、私はサポートしてくれないと言われたので、どうしたのかと尋ねたら、拒絶されました」。

マルティネスさんは、「ジェイ」と呼ばれたいという娘の要望に応え、外見を変える手助けをしようと、短い髪形に合う男性的な服を買ってあげたという――後にヤエリさんは、長い髪のエクステでもう一度隠して欲しいと母親に頼んでいる。

母親は性同一性障害ではなく、ヤエリのうつ病が問題であると主張し続けていた。

ヤエリはすでに2014年の中学2年生のときに薬の過剰摂取を試み、髪を短くした直後の1年生のときに故郷のアルカディアの高速道路近くの橋から飛び降りようとし、ソーシャルワーカーの注意を引いていた。

「私はただ、娘を取り戻したかっただけです。なんでもダメと言うような意地悪な母親にはなりたくなかったんです。その時に必要な手助けをしてあげたかったんです。でも、髪を切ろうが何しようが、彼女を幸せにすることはできないとわかっていました」とマルティネスは語った。

「私は(性別移行という)アイデアが好きではありませんでした。でも、何が彼女をそういう方向に向かわせているのか、それを見つけてほしかったんです。ソーシャルワーカーには、それはうまくいかないと説明しました。娘には精神的な助けが必要です。内側から解決していかなければなりません。娘が自分自身に満足してくれれば、それでよかったんです」。

マルティネスさんによると、娘は精神疾患の適切な治療の代わりに、学校やLGBT支援団体からホルモン剤の服用と性別適合手術の実施を勧められ、そのプロセスから母親のマルティネスさんを遠ざけたという。

ヤエリはトランスの仲間たちから、国から費用を出してもらえるのは里親になる場合だけだと言われたという。

マルティネスによると、あるトランスの友人とその両親がヤエリを「指導」し、2016年7月に家出し、母親に顔をひっぱたかれたと児童家庭福祉局(DCFS)に話すように説得したという。

「私は子どもたちを虐待したことはありません。子どもたちを愛しています」と彼女は言う。「平手打ちなどしたことはありません。でも、彼女は友人たちから福祉局に何と言えばいいか指導されたので、私と一緒の家にいられなくなったのです」。

マルティネスは他の3人の子どもの親権を持ち、ナニーとして働き続けたが、LAの家庭裁判所の裁判官は、ヤエリー当時はアンドリューと名乗っていたーを里親に預け、母親が短時間、監視付きで面会する権利を与えるという判決を下した。

訪問の日、「彼女が私の家に来たとき、私は神について話さないようにと言われました」とマルティネスは言った。「そんなことをしたら、娘に会えなくなると言われました。でも、土曜日は食事を持って行って一緒に食べ、食事の前に祈りました。彼女は目を閉じて頭を下げていました」。

アンドリュー(ヤエリの男性名)が2019年に19歳になったとき、彼女は支援施設に送られたが、生活するのに苦労し、再び薬の過剰摂取を試みて入院したと、マルティネスは言う。

彼女は私に電話してきて、「お母さん、食べ物がない、最後の食事は妊娠しているから友達にあげる」と言ったんです」とマルティネスは語った。

私はコストコに行って食料を置くと言ったわ。彼女はメッセージを送ってきて、「ママ、何があってもママは私の味方でいてくれるから、泣きたくなるわ」と言ってきたという。

(ソーシャルワーカーは)彼女をファーストネームで呼ばないようにと言ってきました。私はただ『わが子よ、愛している』と言うだけです。とてもつらかったです」。

その年の9月のある日、マルティネスさんは恐怖に襲われ、その理由が分からなかったという。

「気分が悪くて、一日中、胸が痛かった」と彼女は言う。走りたい、泣きたい、今まで感じたことのない奇妙な感覚でした。電話がかかってきて、それはポモナ警察からだった。

「その夜9時半頃、娘は電車と向き合って線路の前を歩いていました。彼女は膝をつき、両腕を上げ、そのまま線路に横たわったそうです。私は娘を認識することができませんでした。最後に会えなかった。彼女に会いたければ、書類にサインする必要があると言われました」。

マルティネスさんは、アンドリューのケアに国が介入したのは彼女を守るためだったが、実際は逆効果だった述べる。

「ホルモンは効かないとわかっていた」と彼女は言う。「彼女が家から連れ去られたのは、彼らなりに彼女の命を救いたかったからでしょう。でも私の疑問は、私の娘は今どこにいるのか、ということです。なぜ、彼らは彼女の人生をもてあそんだのでしょうか?私は壊れました。私の家庭生活はもう二度と同じようにはいかないでしょう」。

マルティネスさんを支援した連邦保健福祉省の元民権担当者は、アルカディア学区とロサンゼルス郡がアンドリューの健康より政治を優先したと主張した。

「彼らにとって、私の子どもはシステムの中の数字だったのです。すべて政治的なことなのです」とマルティネスさんは言う。

この壊れたシステムを変えてほしい。子どもたちの人生を弄ぶのではなく、本当に必要なものを与えてほしい。彼らが信じていることのために行くのではありません。私たちは親であり、この子たちを育てるのです。他の親には、私が経験したような苦しみや経験をさせたくはないのです。この痛みには始まりも終わりもないのだから」。

学区は、ホルモン治療や性別適合手術を生徒に押し付けたことを否定し、職員はうつ病の治療はしないが、生徒を認可された精神衛生の専門家につなぐために『たゆまぬ努力』をしていると主張する。

学区の広報担当のライアン・フォラン氏はDailyMail.comに、「私たちはマルティネス家の悲しみと嘆きを共有し、引き続き心からの哀悼の意を表します」と語った。しかし以下のように付け加えた。

「生徒情報のプライバシーを保護する州法と連邦法により、特定の生徒に関する個人情報やコメントを提供することはできませんが、本校が生徒の一人にホルモン剤の服用や性別適合手術を受けるよう奨励したと思われる主張・断定は、全くの虚偽となります。さらに、本校や職員が生徒の重度のうつ病を適切に治療しなかったとする主張は、完全に不正確であり、本校や職員が臨床的なうつ病を治療する権限や医学的な資格を有していないため、問題がある主張です。しかし、私たちスタッフは、生徒や家族が臨床うつ病などの症状を治療するために、認可された精神衛生の専門家とつながるためのリソースを提供し、必要に応じて提案するために、たゆまぬ努力をしているのです。私たちは、すべての生徒のために安全で差別のない学校環境を提供することに専念している、とても思いやりのあるスタッフを持っています。また、すべての生徒の健全な精神的、感情的、社会的な幸福を促進するための資源を継続的に提供しています」。

ロサンゼルス児童家庭福祉局も哀悼の意を表したが、マルティネスと「係争中訴訟」のためコメントできないとした。

同局は、『LGBTQ+の青少年のために、包括的でジェンダーを肯定する法律、政策、支援サービスの実施を積極的に追求した』と付け加え、LGBTQ+の子どもたちは、『自殺率の高さなど、身体的・精神的な健康状態に大きな格差がある』と指摘した。