Trans-Identified Male Charged In Murder of Colorado Springs Mother (reduxx.org)
動物を虐待した過去を持つトランス女性が、2020年4月に恋人の母親を殺害した罪で有罪になりました。コロラドスプリングス在住のコーエン・エリス・”ヴィン”・ヒース（21）は先週金曜日、看護師ブリジット・ケナー殺害の第一級殺人を認め、無期懲役の判決を受けました。
裁判所によると、ヒースはケナーさんの当時16歳の娘、エマを操って母親を刺し殺すように仕向けたそうです。二人は共にトランスジェンダーであり、当時は恋愛関係にありました。被害者の娘のエマは「ケニー」という名の少年を自認しており、第2級殺人の罪を認めた後、10月に殺人に関与した罪で40年の刑を言い渡されました。第4司法地区検事局検察との司法取引では、殺害の状況について供述をすることが要求されました。
エマはヒースの裁判で、ヒースが殺人を計画した責任があると証言しました。エマは、殺人は、ヒースがテキサスへ彼女と一緒に逃げる前に母親の持ち物を盗もうとしたことが動機の一つであったと述べています。殺人の前、被害者のケナーさんは娘であるエマをフロリダに移すつもりでいたそうです。
「私は母を殺したくなかったが、そうすればヒースが幸せになるとわかっていたので、そうすることにした」とエマは証言し、当時彼女はヒースに恋をしていたと感じており、またエマはヒースに、もし彼女が母親を殺したら「君を誇りに思うよ 」と言われたと付け加えています。
さらに、ヒースがエマに対し「母親を殺せば本当の「男」になれる」と言われたと証言しています。
ベン・ホステッター検事は、ヒースが少女に「本当に男だと証明したいのなら、これをやるんだ」と言ったと述べました。しかしエマは当初、少年であれば減刑されると考え、自分で殺人を犯すことを選択したと主張していました。
地元ニュースのKRDOが入手した逮捕状には、44歳のブリジット・ケナーさんが出勤しなかったため、同僚が警察に通報したことが記されています。警察が家に入ると、リビングルームに複数の刺し傷のあるケナーさんの全裸の死体と血まみれのナイフがありました。
宣誓供述書には、エマ・ケナーには自傷癖があり、逮捕時には “(エマには)新鮮な切り傷がいくつかあったようだ”と書かれています。殺人のほんの少し前に、ブリジット・ケナーは娘のエマが自傷しているところに出くわし、口論になったといいます。
エマは、母親を刺し殺した直後、ヒースが彼女に死姦の許可を得て、ブリジット・ケナーの死体を撮影しながら性行為を行ったと裁判所に供述しています。そのビデオは、ヒースの関与を示す証拠として法廷に提出されました。
その上、ヒースはブリジット・ケナーさんのクローゼットを物色し、彼女の服や宝石を自分用に盗んでいました。
ヒースが逮捕された時、彼はケナーさんの指輪と、彼女のものだったピンクのスポーツブラをつけていました。彼女の私物も証拠として法廷に提出されました。
また、ホステッター検事は、ヒースが殺害当日の夜、ブリジット・ケナーを指して「彼女の叫び声で目を覚ましたい」とエマに言っていたと述べました。
金曜日の朝の最終弁論でホステッター検事は、2019年12月にエマとその母親と同居したヒースが、交互に励まし、エマを制限してみたり、エマが従わないときには無視するなどして、少女を操って母親を殺害させたと繰り返しました。
「エマへの支配が、コーエン・ヒースがあの夜、エマに（彼女の）母親を殺させるために使った武器だ」とホステッターは言います。「エマは確かに母親を殺したが、一人でやったわけではなく、コーヘン・ヒースの計画と働きかけがなければできなかっただろう。」
ブリジット・ケナーさんの殺害の前から、ヒースは警察に知られていました。彼は以前、自分の母親が飼っていた猫を拷問して殺した罪で逮捕されており、その際、彼は「母親を殺すより簡単だから」やったと語っていました。パイクスピーク地域の動物愛護協会の報告書によると、ヒースは「形見」を残すために動物の体を切り刻んだといいます。
ヒースは捜査員に対し、猫が死んでいるのを知りながら母親が探すのを「ちょっと面白い」と思い、その後「形見」をギフトバッグに入れて母親に贈ったと供述しているそうです。
この事件を報じる地元の報道機関は、エマ・ケナーを男性代名詞で、ヒース・コーエンを女性代名詞で表記しています。あるニュースサイトでは、見出しでヒースを「女性」とだけ表記しています。
エマ・ケナーはデンバー女性矯正施設に、ヒースはエルパソ郡刑務所に現在拘留され、最後の施設に移送されるのを待っているところです。移送先が女性用施設になるかどうかは、現時点では不明です。