オックスファム社、トランスジェンダーのスタッフからの苦情を受けてJKローリングとのビンゴゲームを販売中止

Oxfam drops bingo game with JK Rowling after transgender staff complain | Celebrity News | Showbiz & TV | Express.co.uk

オックスファム社(※英国内で4番目に大きな慈善団体。)製のビンゴゲームは、ハリー・ポッターの作者であるJ.K.ローリングが登場することから、活動家の標的になったと言われています。J.K.ローリングは以前、トランスジェンダーの女性に対する発言で批判を受けたことがあります。

JKローリングは、昨年6月、”people who menstruate”(月経のある人)を取り上げた意見記事をリツイートしましたが、それは記事にwomenという言葉が使われていなかったことを問題視したものでした。

オックスファム社は、トランスジェンダーのスタッフから苦情があったため、子供向けのワンダーウーマンのビンゴゲームを販売中止にしたと報告されています。

このゲームでは、48人の有名な女性の写真が使われており、カードに書かれた数字と、同じ女性が描かれたトークンがマッチするようになっています。

その中には、ジェーン・オースティン、米国公民権運動のパイオニアであるローザ・パークス、気候変動活動家のグレタ・トゥンバーグ、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユサフザイなど、著名な女性有名人が含まれています。

寄せられた声明の中で、オックスファム社は次のように述べています。「このゲームは、トランスやノンバイナリーの同僚から、あらゆる性別の人々を尊重するという我々の公約を満たしていないという懸念が寄せられたため、販売を中止することにしました。」

オックスファムの決定については、さまざまなフェミニスト団体や政治家が取り上げています。

労働党のロージー・ダフィールド議員は、今回の同社の決定に「失望した」と述べています。

「オックスファムが、最も困っている人々のためにできるだけ多くの資金を集めることよりも、ジェンダー・アイデンティティの政治的見解を取ることの方が重要だと考えていることに失望しています」と述べています。