NHS ‘gaslighting’ patients over trans women on female-only wards, nurse claims (telegraph.co.uk)
トランスジェンダーの患者を男女別の病棟に入れることについて、
NHSトラスト（※1990 年の改革において、国立病院を独立採算性の運営主体に移行したもの。公的病院。）は患者を「ガスライティング」していると、内部告発をした看護師が警告した。
シネアド・ヘリヤー博士によると、少なくともある病院では、患者が女性専用病棟になぜ男性がいるのかと質問した場合、医療従事者は「男性はいないと繰り返し言う」ように言われていたそうです。
また、NHSトラストの公式方針文書では、男女別のスペースを求める患者を人種差別主義者と比較し、「トランスフォビア」、「犯罪者」、「加害者」というレッテルを貼っているという。
ヘリヤー博士は、NHSがLGBTの慈善団体ストーンウォールの影響を受けていると警告していますが、安全性に懸念を表明したスタッフは、懲戒処分や刑事告発で脅かされる可能性があります。
ヘリヤー博士によると、ある精神医療機関では、スタッフが懸念を示したにもかかわらず、男性として生まれたが自分を女性と認識している患者が、女性専用病棟の患者に2回にわたって性的暴行を加えていたそうです。
The Telegraph社の調査で、病院の指導書には、女性を自認する性犯罪者を女性専用病棟に収容することが含まれていたことが判明しました。
保健省のサジッド・ジャビット長官は、その後、政策文書を見直すことを宣言しました。
保守党大会で議会キャンペーン団体「Children and Women First」が主催するパネルに個人的な立場で登壇したヘリヤー博士は、NHSの政策は「女性に不利益をもたらすように策定され、制定されている」と述べました。
ストーンウォールの影響を受けた多くの病院が、「女性の権利やニーズを考慮せず」、トランスジェンダー宿泊施設の方針を策定し、平等な扱いではなく、「女性のために用意されたスペースに、男性として生まれたトランスジェンダー患者を優先的に配置する」と述べました。
その方針の中には、これらに疑問を持つ女性患者を人種差別主義者と同一視する文書や、看護師に「この病棟は本当に女性専用で、男性はいないと言い直せ」という指示が含まれていたといいます。
「これはNHSが女性患者にガスライティングをしているのです」と看護婦の一人は言いました。「他の方針では、病棟を男女別にするように要求した女性患者は、トランスフォビックな利用者、犯罪者、加害者、態度を改善するためにトランス教育セッションを受けるべき人など、さまざまに表現されています」。
病院が作成した「ベスト・プラクティス・ガイド」と呼ばれる指導書には、次のようなアドバイスがあります。「女性（かつて男性であり、過去に女性への性的暴行を行ったことがある）が女性病棟への入院を必要とした場合、他の患者と同様に扱い、徹底的なリスク評価を行うべきである」とアドバイスしています。
また、スタッフに対して、自分が女性であることを認識している人の女性専用病棟への入院を断る場合には、「非常に慎重であるべき」と説明されており、次のように付け加えられています。さらに、「誰かの権利を否定することは、より大きな問題になることを心に留めておいてください」とも。
ヘリヤー博士は、この方針が「看護師を危険にさらし、明らかな保護の懸念がある場合でも、スタッフが声を上げるのを妨げる」と述べました。また、「これは現実的な問題です。ある精神医療機関では、女性としてのアイデンティティを持つ男性が、女性の病棟で観察されることになりました。この患者は、観察が差別的であると訴え、観察を中止しました。この患者はその後、2人の女性患者に性的暴行を加えました。その後の入院でも同じ患者が女性病棟に入れられ、そのたびに女性に暴行を加えた。スタッフの懸念は無視されました」。
一方、ストーンウォールの広報担当者は次のように述べています。「トランスジェンダーの女性は、他の人と同じように、尊厳のある質の高い医療を受けることができるべきです。2021年には、すべてのLGBTQ+の人々が、彼らにふさわしい医療とサポートを受けられるようにすることは、議論の余地がないはずです。」
「ストーンウォールでは、NHSトラストを含む公共部門の組織と協力して、LGBTQ+のスタッフが職場でサポートを受けられるようにしていきます」と述べています。