「僕たち、実は…」SECRET GUYZ、日本史上初のFTMアイドルユニット

「僕たち、実は…」SECRET GUYZ、日本史上初!?な彼らの”シークレット”に迫る! | muevo voice

スターダストプロモーションといえば、数多くの実力派タレントが在籍する芸能プロダクションだが、そこに「特命部」という部署が存在するのをご存じだろうか。まるで映画の秘密組織のようだが、その名の通り、そこにはある特別な使命を負ったアイドルユニットがある。まずは細かい説明をあえて後回しに、彼らの楽曲と映像を見ていただきたい。

実は、彼らは全員「元女性」のFtMユニットなのだ。FtMという言葉に耳馴染みのない方もいるかもしれないが、Female to male(女性から男性へ) の略で、彼らの使命とはこのFtMへの理解を今以上に世間に広めていくこと、なのだ。

この、ありそうでなかった「メンバー全員が元女性のイケメンアイドルユニット」は、日本初となる存在で、現在テレビやネットでも取り上げられるほど、話題沸騰中だ。

アイドルとしても活躍する彼らだが、一方で、LGBT関連のボランティア団体とも連携して活動しており、社会的にも非常に期待されているユニットである。アメリカでの同性婚合法化のニュースが記憶に新しいが、日本でも東京レインボーパレードなどセクシャルマイノリティの人々に対する相互理解の動きが注目されている。 

しかし、一方でまだまだ多くの問題が存在するのも事実。

そこで彼らは、歌やダンスを交え、アイドルというエンターテインメントのステージから、メッセージを届けていこうというのだ。楽曲や彼らのメッセージに触れると、彼ら自身が性別という一つの壁を乗り越えているからこそ、誰しもが抱える悩みや苦しみに押しつぶされそうな時、きらりと輝く道しるべになる、そんな心強ささえ感じてしまう。性別を超えて自分らしく生きるという選択はいばら道だったに違いない・・・と容易に想像できるが、彼らはそんな苦悩を微塵も感じさせない。

底抜けに明るいこの三人だからこそ、「誰もがみな、自分らしくありのままに生きていいんだ」という前向きなメッセージで聴く人の背中を押してくれる。そして彼らを紹介する上でこちらの楽曲も欠かせない。『スーハーマン。。』

なぜ「スーパーマン」ではなく、「スーハーマン。。」??
後ろの「。。」って何?と思った方も少なくないだろう。

その答えはSECRET GUYZを知れば知るほど明確になる。このタイトルにはクスッと笑ってしまうような由来があるのだ。そんな彼らのユーモアも、彼らに惹かれてしまう理由だと思う。タイトルの由来が気になった方は、ぜひ彼らのオフィシャルウェブサイトやSNSなどでもっともっと彼らのことをチェックしてほしい。きっと答えが見つかるだろう。

彼らの魅力はそれだけではない。動画に寄せられたコメントを見ると、あちらこちらから「かっこいい!」「爽やかでキュート!」「トークが面白い!」「歌に勇気づけられる!」といった言葉がずらり。きりっとした表情でかっこよく踊る姿、くしゃっと笑うかわいい笑顔、そして思わず吹き出してしまいそうなトークなど、FtMユニットである彼らにしか成しえない世界観がある。

男性・女性の両局面の要素を持ちあわせた彼らの魅力は、ある意味では最強かもしれない。史上初、業界初という目新しさだけではなく、実力も兼ね備えているのが彼らの凄さ。

最近ではテレビやラジオへの出演を含め各種メディアでは引っ張りだこ。楽曲はオリコンランキングで上位を獲得し続けている。歌う、踊る、しゃべる、そして魅せる。様々な場面でマルチな才能を発揮する彼らのこれからにますます目が離せない。

セクシャルマイノリティという背景は、もはや彼らの魅力のうちの1つ。彼らにしかない世界観で、ぜひあらゆる枠組みを飛び越え、日本全体、社会全体を明るく照らしてほしいと強く願う。