水曜日、共和党の上院議員グループは、女子スポーツに男性が出場することは、女子アスリートから機会や奨学金の可能性を奪うと主張し、女子大学のスポーツから男性を事実上追放する法案を推進しました。
「女子スポーツを生物学的男性に開放しようとする活動家は、女子の競争力と、すべての女子スポーツ競技の基本的な公平性を損なうことしかしていない」と、シンディー・ハイドスミス上院議員（ミズ州選出）は記者団との電話インタビューで述べました。
「生物学的女性と生物学的男性の違いを無視することで、私たちは必然的に女性や少女からスポーツチームの登録枠や試合中のプレー時間、奨学金を奪うことになる」とハイド・スミス氏は述べています。
上院議員 ジョン・アーンスト（アイオワ州選出）、トミー・チューバビル（アラバマ州選出）、マーシャ・ブラックバーン（テネシー州選出）、マイク・リー（ユタ州選出）とハイド・スミスは、スポーツにおける女性と少女の保護法への支持を表明しました。この法案は、大学などの連邦資金を受ける機関が、”生物学的男性が、女性や女児のために指定されたスポーツプログラムや活動に参加すること “を禁止するものです。
この法案では、性別を “出生時の生殖生物学と遺伝学のみに基づく “と定義しています。
「私は、誰も差別されるべきではなく、誰もが尊厳と敬意とプライバシーを持って扱われるべきだと固く信じています。」とアーンスト氏は付け加えました。「しかし、男女の競技における生物学的な差異を無視することはできません。」
この上院議員のコメントは、トランスジェンダー女性のペンシルバニア大学水泳選手、リア・トーマスの活躍により、女子スポーツへのトランスジェンダーの参加が注目される中、出されたものです。トーマスは以前、同校の男子チームに所属していましたが、ホルモン治療を受け、女子チームに転向しました―――この動きは、広く反発を呼んでいます。
トーマスはNCAAの男子水泳選手としては上位に入ることはありませんでした。しかし、USAスイミングによると、女子と競うようになったトーマスは、11月初旬から200メートル自由形と500メートル自由形の両方で全米最速タイムを記録しています。また、1650メートル自由形では、NCAAで7番目に速いタイムを記録しています。
多くの競技者やオブザーバーは、トーマスが生物学的に男性であるため、不当に有利であると主張しています。独立女性法律センターが主催した上院議員との電話会談では、トーマス選手と競った女子水泳選手の母親が、競技場が単に公平でないと主張した。
「私の娘や他の多くの女性は、ケイティ・レデッキー、ミッシー・フランクリン、シモーヌ・マニュエルと競い合いました。彼女たちは、女性の能力を示す素晴らしい標本です。彼女たちの成功から機会を奪われたと感じる女性はいません」とその女性は言った。彼女は娘に対する反発を防ぐため、本名ではないマーガレットで通した。
「男性としてのNCAA選手権の出場者ではなく、女性として参加しているリア については」とマーガレットは続け、「生理学的、ホルモン学的な利点…生物学上の女性にはアクセスも到達もできない 」と述べました。
「レースが固定化されているように感じる。ルールが間違っているように感じます。この男性の身体への懸念と好みにだけ重きを置いています。このことは女性に害を与えています。私たちの娘を傷つけているのです。」
トーマスの地位に関する論争の中で、NCAAは女子スポーツのトランスジェンダー水泳選手に関する方針を更新しました。一方、ペンシルベニア州はトーマスを支持しており、彼女のチームメンバーの何人かは、火曜日にESPNに無署名の声明を発表しました。
「私たちはリアの移行を全面的に支持します。我々は、人、チームメイト、そして友人として彼女を大切にします。」
トーマスは来月行われるNCAA選手権に出場することになっている。
オーバーン大学でフットボールのヘッドコーチを務める前は、女子高のバスケットボールのコーチをしていたこともあるチューバビル氏は、トーマスの出場を認め続けたNCAAの姿勢を非難しました。
「NCAAは、反発や中止を恐れて進歩的な政策に屈したのであり、それは我々の国のあるべき姿ではない」と、チューバビル氏は述べます。「彼らは自分たちの判断が公正のためだと言った。しかし、はっきりさせましょう。女子競技に生物学的男性を含めることで、公正さの実現は不可能になります。」
関連記事：米ペンシルバニア大学のトランス女性スイマー、女性記録を次々と塗り替える – What is transgender? (hacca.jp)