あるイギリス連邦警察の警官が、英国初の「バイジェンダー(男女両方のジェンダーを持つ)」の警官となりました。
これは、ロンドン警視庁が「職場では自分らしく」というダイバーシティの取り組みを開始したことによるものです。
この警官は現在、男性名と女性名の2枚の令状カードを持っています。また、男性用、女性用のどちらの制服でも出勤できます。
4万人を超えるMet(※ロンドンのメトロポリタン・ポリス・サービスの略称)の他のスタッフへの発表は、内部のメッセージボードで行われたとSun紙は報じています。
その中で、カルムまたはアビと名づけられた職員は、13年間男性警察官として働いた後、女性として出勤した経験を語っています。
彼はこう言いました。「アビとして初めて警察庁の建物に入ったとき、過呼吸になって気絶しそうになった。」
「それ以来、何度かやってみましたが、仕事中に自分らしくいられることがとても幸せでした。アビは私の一部として存在していて、その部分を認めてもらいたいのです。」
「しかし、私はまだ私です。カルムとして発表してもアビとして発表しても、私は同じ人間なのです。同じサイコロなのです。見ている数字が違うだけなのです」。
バイ・ジェンダーは、トランスジェンダーとは異なります。トランスジェンダーとは、ある性別から別の性別への移行を意味し、手術を伴うこともあります。
※アンブレラタームによってはバイジェンダーもトランスジェンダーに含まれるので、この記事も取り上げさせていただいた。
日によって性別とともに名前も変わるとなると、同僚は日々混乱を強いられそうだ。
うっかり名前を間違えたりしたら、やはりミスジェンダリングとして処分されたりするのだろうか。