Five Women Have Filed Police Reports Alleging Indecent Exposure at Wi Spa (lamag.com)
この事件は先月、被害者とされる「エンジェル」と呼ばれる女性が、女性専用のセクションで裸の男性を見たと主張して、スパのスタッフに詰め寄る様子を撮影した動画をソーシャルメディアに投稿したことで話題になりました。
「男性が女性用のセクションに入り、他の女性や幼い少女たちにペニスを見せても、あなたのスパではOKなのですか？WiSpaはそれを容認しているということですか？」
エンジェルがマスクをしたスパの従業員にこう言っているのが聞こえました。
「I see a dick! これで彼が男性であることがわかります。彼は男です。彼は男だ。彼は女性ではありません。」
このビデオをきっかけに、2週連続で抗議活動が行われ、対立する政治勢力がスパの外の通りで対決しました。また、このビデオは、話題性のあるテーマについて怒りを引き起こすためのデマではないかという疑惑も広まっていました。このビデオはツイッターで大きな反響を呼び、フォックス・ニュースのタッカー・カールソンの番組で放映されました。
その直後、話題はトランスの権利に移りましたが、女性たちがスパで見たという裸の人物がトランスであることは確認されていません。ロサンゼルス市が6月にWi Spaに問い合わせたところ、経営陣はカリフォルニア州民法51（b）を指摘する声明を発表しました。この法律は、トランスやその他の性別に適合しない人々を事業所で差別することを違法としています。「他の多くの都市部と同様に、ロサンゼルスにもトランスジェンダーの人々が住んでおり、その中にはスパを楽しむ人もいます。Wi Spaは、すべてのお客様のニーズにお応えできるよう努力しています。」
7月3日と17日の2回の土曜日、ダウンタウンに隣接するウェストレイク地区で、「プラウドボーイズ」のメンバーや「SoCal Antifa」と名乗るグループなど、派閥争いの抗議活動が行われました。2回目の抗議活動では、抗議者が警察に投擲物を投げつけ、不法集会と宣言された後も多くの抗議者が解散しなかったため、30人以上が逮捕されました。
エンジェルは、最初の週末の抗議活動の後、7月6日にロス市警に報告書を提出した最初の被害者とされています。その後、数日から数週間の間に、”男性器を見た “と証言する女性が増えました。
この事件について、イギリスのガーディアン紙は「キリスト教右派が世界中にデマを流している」と報道。
“悪夢のシナリオ：反トランスのInstagramの投稿が、いかにして路上での暴力につながったか”
というタイトルで、デマであることを強調した。
記事の内容は以下の通り。
「ロサンゼルスにある韓国系スパ「Wi Spa」に関する誤った情報が、瞬く間に世界中に広まりました。それ以来、ロサンゼルスのトランス女性たちは、暴力やネット上での虐待に直面しています。
6月24日、ある女性がInstagramで、ロサンゼルスにある韓国系スパが、女性用セクションで「男性」が女性や少女に自分の姿をさらすことを許したと主張しました。
LAのコリアタウン地区にある「WiSpa」に関する根拠のない主張は、ソーシャルメディアから右翼フォーラム、極右ニュースサイト、Fox Newsまで瞬く間に広がり、複数の国の反トランスジェンダー団体によって歪められました。
メディアの大々的な注目を浴びた結果、今月のLAでは2つの週末に混乱した集会が開催され、反トランス派とトランスの権利を主張するデモ参加者が路上で争い、「女性の空間を守れ」という看板を持った女性たちが極右団体「プラウド・ボーイズ」のメンバーと一緒にパレードをしました。トランスの反抗的なデモ参加者とその支持者は、右翼のデモ参加者にMaced、Stabbed、Chaseされたり、警察に負傷させられたりしたと述べています。
専門家によると、この事件は、誤った情報がいかに暴力につながるかを示すケーススタディであり、反トランス派と、小児性愛者のエリート集団がアメリカ政府を操っていると信じる陰謀論者「QAnon」などの極右運動とのつながりを示す明確な証拠となりました。」
女性の被害の声と、それは「デマだ」「極右の陰謀だ」とする主張が真っ向から対立したこの事件。
さて、真実はどちらなのか？
そしてこの事件は、後日の報道によってさらなる事実が明らかとなる………。