反トランスジェンダー法案、米国で広がる

反トランスジェンダー法案、米国の保守州で広がる 若者への性適合治療禁止、人権団体は憂慮:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

記事によれば、

「米南部の保守的な州を中心に、トランスジェンダーの若者に対し、性適合治療の提供を禁じる法案が広がっている。米メディアによると、アーカンソー州では5日、州議会が可決した同様の法案に知事が拒否権を行使したが、議会の再議決で成立する公算が大きく、当事者や人権団体が憂慮を深めている。」

とのこと。

「同州の法案は「実験から思春期の若者を救う」ことを目的とし、誕生時の性別と異なる性を生きるトランスジェンダーの未成年者に、医療従事者がホルモン治療などの性適合治療を施すことを禁止。性転換治療について専門家を紹介するのも禁じる。」

「人権団体「全米市民自由連合(ACLU)」などによると、アーカンソーと同様の法案は、今年に入りサウスカロライナ州やテキサス州など16州でも提出された。生物学的に男性のトランスジェンダーの選手が、女子スポーツに参加するのを禁止する法案を提出する動きも広がりつつある。」

内面や外見の変化が大きく、自己への認識も揺れる未成年に対して、不可逆的な治療を施してしまうことを禁止することが「反トランスジェンダー」と断じられてしまうことに疑問もあるが…。
性的少数者の権利拡大を推進するバイデン政権が1月に発足して早々、このような問題でアメリカ中が二分されていることは現実のようだ。

さて、あなたはこのアーカンソー州の決定をどのように感じるだろうか?