女子ラグビー界に平等な機会を!トランスジェンダー選手の訴え「私たちは女性であり、女性として平等に競うのです」

Transgender women’s rugby player says she has NO advantage over her fellow competitors (dailymail.co.uk)

女子ラグビー界に平等な機会を!トランスジェンダー選手の訴え「私たちは女性であり、女性として平等に競うのです」(コスモポリタン) – Yahoo!ニュース

スポーツとジェンダーの在り方に、さまざまな意見が集まることの多い昨今。

そんななか、7人制ラグビー、サザン・ヘッドライナーズの女子チームでプレーし、トランスジェンダー女性であることを公表しているエマ・ファーナン選手が自身の意見を述べました。

昨年所属チームが公開したSNSの動画内で、「幼い頃、自分のことを表現するような言葉を知らなかった」と話したエマ選手。

「このままではいけないと思ったのは、大学4年生の頃でした。人生を楽しめていないし、純粋に自分らしくない気がしたんです。そのときに性別移行を決意しました」

1月17日(現地時間)の<グッドモーニング・アメリカ>のインタビューでは「トランスジェンダー女性だからといって、良い結果を残せるわけではありません」と語り、自身の身体についてもこう明かしました。

「スポーツ界におけるトランスジェンダー女性の議論では、私たちが男性と同じレベルでプレーできると仮定して行われることが多いのですが、そうではありません。私たちは女性であり、女性として平等に競うのです。1、2年のホルモン治療(男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量を抑え、女性ホルモンの一種であるエストロゲンを投与)で、かつての体の抜け殻のように感じます。昔の運動神経のレベルには到底及びません」

2021年、国際統括団体「ワールドラグビー」はトランスジェンダー女性選手について女子の国際試合への出場を禁止すると発表。

エマ選手は、オリンピックやワールドカップなど、現在プレーしているプロリーグ・プレミアラグビーよりも高いレベルの試合には参加ができない状態が続いています。

「私のように公平に競技するためのあらゆるステップを踏んできた人はたくさんいます。今の状況は本当に危険だと思います」

「私にはトレーニングへの取り組みの姿勢に関係なく、より高いレベルでプレーする機会がないのです」

トランスジェンダー女性のアスリートに制限を設けている団体は、ワールドラグビーだけではありません。2022年6月、国際水泳連盟も、トランスジェンダー女性選手の女子競技への出場を事実上禁止しています。

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