スケートボード女子大会で、29歳のトランス女性が13歳の少女を抑え優勝

Trans-Identified Adult Male Takes First Place Against 13-Year-Old Girl in Women’s Skateboarding Event – Reduxx

本日ニューヨークで開催された女子スケートボード大会で、成人男性が13歳の少女を抑えて1位となり、ネットユーザーから怒りの声が上がっています。

29歳のトランス女性であるリッチ・トレスは、本日ニューヨークで開催されたザ・ボードオープンの女性部門で1位を獲得し、500ドルの賞金を手にしたのです。

2位は13歳のシロー・カトリでした。6人の出場者のうち、4人が17歳以下で、最年少は10歳の飯倉樹里さんでした。

2021年、トレスはトランス女性として初めてオリンピックの女子スケートボード大会を目指し、USAナショナルスケートボード選手権にエントリーを提出しました。この時トレスは、ホルモンレベルの検査期限に間に合わなかったためエントリーできなかったのですが、後に彼のテストステロンは女性カテゴリーに出場するための数値より「はるかに高い」ことを知らされました。

この頃、トレスはUSAスケートボードのロバート・ブリンクのインタビューを受け、国際オリンピック委員会の基準で女性のカテゴリーで資格を得るためにはテストステロンを190単位以上減らす必要があることを明かしました。インタビューの中で、トレスはテストステロンのレベルを下げることに対して複雑な心境であることを表明し、さらに彼の性別移行によって得た「自分の居場所」が快適であると述べました。

今回のトレスの優勝は、以前、トランス女性と競い合った経験を語って脚光を浴びた女性スケートボーダー、テイラー・シルバーマンに非難されています。

これは、プロのスケートボーダーであるシルバーマンが自身のインスタグラムに声明を投稿し、彼女が参加したレッドブル・コーナーストーンというスケートイベントで、生物学的な男性アスリートが女性と競争し、上位を占めたことを非難してからわずか数週間後の出来事でした。

シルバーマンは声明の中で、生物学的な男性が女性のスケートボーダーと競うことを許された過去2回の大会で2位になったと書き、前回のレッドブル主催のスケートイベントでは、トランスジェンダーの選手が1位になったため、女性選手が金銭的な賞を逃したと指摘しています。

シルバーマンのインスタグラムの投稿には当初、トランス活動家から憎悪に満ちたコメントが殺到していましたが、それ以来、彼女は女性スポーツに男性が参加することに反対であることをさらに強く主張するようになりました。Twitterでは、フェミニストやジェンダー思想に批判的な人たちが、彼女の女性擁護の姿勢を高く評価しています。

シルバーマンがスケートボード大会の結果を発表した後、ネットユーザーはすぐにその結果に怒りをあらわにしました。

トレスの優勝を無効としたため、多くの人がすぐにシロー・カトリの優勝を祝福し、改めて1位の表彰が行われました。

スケートボードにおいて、男性が女性に比べてどのような優位性があるのかを問う声もある中、コメンテーターのティム・プール氏のコメントが流れ始めました。

元プロスケートボーダーのプールは、男性が女性選手と競い合うことに反対を表明したテイラー・シルバーマンを以前から擁護していました。プール氏は、トランスジェンダーの男性が女子部門に出場することでシルバーマンさんが失った総収入を補償することを申し出ていたのです。また、男性スケートボーダーは女性とは明らかに異なる点があると指摘しました。

「スケートボードの男性は重心が高く、(ホルモン療法では)取り除くことができない長所を付与されている」とプール氏はコメントしています。

今月、女性スポーツ競技のトップに立ったトランス女性は、リッチ・トレスだけではありません。

6月3日、英国で開催された女子自転車競技で、2人のトランスジェンダー男性が1位と2位を獲得したのです。

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ロンドンで開催されたサンダー・クリットレースで、トランスジェンダーであるエミリー・ブリッジズとリリー・チャントがそれぞれ1位と2位を獲得したのです。ジョー・スミスは3位となり、女性で唯一優勝の表彰台に立ちました。サンダー・クリットは、イギリス最大のフィックスドギアサイクリングレースです。

最近の世論調査では、62%のアメリカ人が、スポーツ選手は自分の選んだ性自認ではなく、性別に対応したスポーツチームにしか参加できないはずだと考えていることが明らかになりました。また、トランス女性アスリートは、ホルモン療法を開始してから何年経っても、競技上の優位性を保っていることが、研究によって一貫して確認されています。

2020年、『英国スポーツ医学会』誌に発表された報告によると、トランス女性は空軍の女性軍人と比較しても、1分間で平均31%多く腕立て伏せ、15%多く腹筋をこなすことができたと記されています。また、1.5マイルを21%速く走ることができたといいます。

しかも、テストステロン抑制治療を2年間行った後でも、男性は生物学的女性より平均で12%速かったのです。

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