トランス女性の自転車王者は、女子種目出場禁止は「人権否定と同じ」と述べる

トランスジェンダーの自転車王者、女子種目出場禁止は「人権否定と同じ」 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News

スポーツ界でトランスジェンダー女性が女子種目に出場することについて議論が広がりを見せる中、
トランスジェンダーの自転車選手、レイチェル・マッキノン(Rachel McKinnon、カナダ)が、
自身には女性種目に出場する権利があると主張した。

スポーツ界では国際陸上競技連盟(IAAF)が先日、トランスジェンダーの女子選手はテストステロン値を著しく下げなくてはならないとする新規則を導入した。しかし、スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)によれば、トランスジェンダー女性のテストステロン値を抑制しても、筋力を減らす効果は限定的だとされている。

マッキノンもその研究結果を知っていると言うが、トランスジェンダー女性が競技に参加することは人権で保障されていると話す。

今月英マンチェスターで行われたUCIマスターズ・トラック世界選手権の女子スプリント35歳~39歳の部で連覇したマッキノンは、大会開幕前の取材に対し、「すべての医療記録は私が女性であると示している」「医師には女性として扱われているし、レース資格も女性。でも私の存在に反対する人は、いまだに私を男性だと考えたがっている」と述べた。

「女性より男性の方が強いという固定観念が存在するから、人々は不当なアドバンテージがあると考える。トランスジェンダーの女性が競技するのを妨げたり、薬の服用を義務付けたりするのは、人権を否定しているのと同じ」とマッキノン選手は主張する。

すべての医療記録が女性であると示している、というのが疑問だが…。
例えば以下のように、
男女の検査値の違いについて[ラボ NO.435(2015.4.発行)より] | 日本臨床検査専門医会|臨床検査医になるために (jaclap.org)
「男性のほうが女性より検査値が高い血液検査項目には、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、クレアチニン、尿酸、中性脂肪、γ-GTなどがあります。女性のほうが男性より値が高い項目には、HDL-コレステロールがあります。これらの項目は男女間で基準範囲が異なります。」
血液検査値も男女で異なる基準となっていたりするのだが、マッキノン選手はこれらもすべて女性基準で記録されているのだろうか。

なんにせよ、このようにトランスジェンダーが女子スプリントを連覇したというのは事実なのだ。

これをあなたは、人権で保障されたトランスジェンダーの当然の権利と考えるだろうか?